珪藻土という自然素材も、だいぶ一般的になってきました。近頃はホームセンターなどでも、多くの珪藻土が売られていますが、その珪藻土の成分表を見ると、『樹脂』が使われていることに気づくでしょう。
樹脂というのは、接着剤(凝固剤)のことで、要はプラスチックです。
住宅火災が起こったときに、一酸化炭素中毒が死因になるケースが多いことは良くご存知だと思います。その原因は、燃えにくい塩化ビニル製クロスに含有されている樹脂(プラスチック)が不完全燃焼を起こし、発生した一酸化炭素を吸う事で中毒になってしまうのです。
塩化ビニル製クロスにそういう害があることを聞いて、珪藻土を探しても、結局はそこに接着剤として同じ成分が使われている以上、同じことなのです。
実は、プロである住宅会社もホームセンターの珪藻土を多く利用しています。体に悪い塩化ビニル製クロスの代わりに、この接着剤入り珪藻土を使う会社もあれば、『珪藻土は、自分でホームセンターで買って塗れば安く済ませられますので、あえてそうするのがお得ですよ』なんていうセールストークを使う、ハウスメーカーの営業マンもいるようです。
このような営業マンは、一見親切なことを言っているように聞こえますが、自然素材の知識がある人が聞けば、とんでもないウソになってしまいます。
本当に自然素材を必要としている人がこんなことをすれば、せっかくの家づくりが台無しになってしまいます。
もちろん、本物の珪藻土には接着剤なんて入っていません。代わりに漆喰や粘土などを凝固剤として使うのですが、そういう本物の珪藻土は、現在販売されている珪藻土のほんの一部で、とても高価になってしまいます。
私たちがお勧めするのは、サンゴやレーベン・ヘルシーカラーなどを使用した天然の壁材です。
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